コミュニケーションとは、人間の心の温かさの交換である

人間が生きていくために、どうしても欠かせないものを、日本語で４つ挙げなさいと言われたら皆さんは、何を挙げますか。まず、空気がありますね。

そして水、食物、ここまでは、ほとんどの人が、類語的に考えることができると思います。

４つ目は、サルの研究で有名なスワンソンさんという生物学者が、執筆された本の中で、人間が生きてくために不可欠な4番目の要素として、コミュニケーションをあげています。

彼女によりますと、人間はどんな人でも、コミュニケーションのできる相手を持たないと、病気になって死んでいく、ということです。

コミュニケーションという言葉の意味は、心の通じ合いということです。

しかし、コミュニケーションの考え方や定義をもっとよく言い表しているのは、「コミュニケーションは、人間の心の温かさの交換である」という言葉です。

英語では、なかなか表現しにくいですが、日本語独特の優雅さだと思います。素晴らしい言葉だと思いませんか。皆さんにも是非知っていただきたいと思います。

この言葉について、ひとつだけ気を止めてもらいたいのは、「交換」という言葉です。コミュニケーションというのは、一方通行ではなく、両面通行であるということです。

つまり、「心の温かさの交換」というのは、思いやりのやりとり、ということになりますね

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