学力を新しく育てるセミナー国語科の観点入試出題事例

やる気シリーズ40

国語の入試出題事例から

与えられた文章を読んで自分の感想や意見を述べる学力を試される問題

1　大型台風の接近により急いで帰宅した中学生を主人公とした家庭での生活の1コマを描いた小説を読んで

問題：この家庭の雰囲気はどのようなものか、両親の人物像に触れながらあなたが読み取ったことを簡潔にまとめなさい

2　「人間の価値」「生きる意味」を考える手立てとして人とのつながりや環境の中での命のあり方を論じた論説文を読んで

問題：「生きる意味」「命のあり方」について、この論説文の中からあなたが読み取ったことを簡潔にまとめなさい

3　「幸せは心の内にある」幸せの青い鳥の主人公チルチルとミチルの会話の1節です

問題：幸せとはどういうものなのか、物語を参考にして自分の考えを簡潔にまとめなさい

上記の出題問題のポイントは生徒自身が自分の考えや視点を持って設問内容に対応できる学力を持っているかどうかということです。それは教科内容の学力にとどまるものでなく、生活や生き方の面にも深くかかわる学力です。この点で保護者の方々は家庭生活を通して子供の学習を間接的に援助することが、ますます必要となってきます。

国語力はすべての教科に働く学力であり学生時代のみならず、社会生活をしていく上でいつまでもどこまでも必要となる基本的な学力です。国語を学ぶ目的は、書かれた文章や話された内容（の中心点や事例・理由など）を読み取り、それが意味するところを自分の判断を伴ってとらえ返して吟味し、自分の考えを、相手に的確に伝わる学力をつけることです。国語の学力といえばすぐに漢字や文法などの知識の問題が前面に登場しがちですが、それらはすべて、「読解と表現」という本流に流れ込む支流ににすぎません。

お子様が将来に向けて生きる力としての国語の学力を培っていくために、どのような学習や生活態度を身につけなければならないのか、という人生に深くかかわる問題について、しばしの一時、ご一緒に考え、勉強してみませんか。

宇治市で丁寧な個別指導を行うマンツーマン専門プライベート学習教室では、感想や意見を述べる問題の中で生き方や命の在り方を課題にした論説文や随筆の読解に時間をかけて取り組んでいます。

満点とれ太郎の学習日誌より