やる気シリーズ42

数学が学力のつけにくい科目である理由  

（前回のつずき)

AはBより長い,CはBより長い、それゆえCはBより長いとする論理は、数多い経験の中で確かめられて認められるようになったものです。論理は直感から独立して存在するものでなく、直感の繰り返しの中に少しずつ出来上がっていくものです。論理で解いてわからせようとすると数学的理解に至らない場合が多いのは、このような数学の基本構造に由来します。

4　数学は数が基礎的学力であると考えたところにあります。

数学の基礎的学力は先に述べたように論理でなく直感であると書きました。その直感が最初に働くのは．数でなく形です。数は数として元からあるのでなく明らかに形を見て数えます。

形あるものを数えることから数が生まれています。形あるものを数える中にいろいろ数学上の感覚が生まれて少しずつ学力がついていきいます。

一方が2倍3倍・・・になればもう一方も2倍3倍・・・になる時、という小学6年生で学ぶ正比例の定義の基礎的学力の感覚は、就学以前の形あるものを数える学力ですでに培われたものです。

算数は図形に基礎を置いて指導し学習することによって学力が付きます。数の教育も数字に進むことを急ぐひようはありません。このつずきは次のシリーズで掲載します

宇治市で丁寧な個別指導を行うマンツーマン指導専門プライベート学習教室では上記のような事柄を踏まえて数学を丁寧に指導しています

満点とれ太郎の学習日誌より