川は生活の基盤であり、命の母です

その昔人々は、川の状況に合わせた生活をしていました。川時々、氾濫しましたが、そのたびに栄養分を平地に供給し、農耕文化を栄えさせてきました。

しかし最近では、土木技術の進歩で川には堤防が築かれ、流れが見えないほど、高くなるにつれて、人々と川との距離は、次第に遠くなり、隔たりができるようになりました。

堤防のない小川には、危険防止の柵がめぐらされ、人が川に触れることを妨げています。また人が、魚たちと関わろうとしても、漁業権があり安く近づけない仕組みになっています。

人の生活の近代化は、このようにして、人と川を切り離してきました。私たちは、川が命の母であることも、考えなくなりました。私たちは川を軽視し、汚れたものを平気で捨てたりします。

その昔、私たちは川をいとおしんできましたが、ついに川をいじめる側にたってしまったのです。

自然環境は、人間の生活の源です。どんな資源でも乱用すると、必ずその反作用を受けます。しかし、川のような自然環境はうまく管理していけば、自ら修復する能力を持っています。

私たちはこの能力を援助する義務があると思います。

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